お知らせ

【10月18日発売決定】HEMP LIFE(ヘンプライフ)vol.1

日本初のヘンプ専門ライフスタイル誌
『HEMP LIFE』の発売が10月18日(水)に決定いたしました!

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では、予約スタ―トしました!

10月27日(金)には、『HEMP LIFE』出版記念イベントを開催!

詳しくは、HEMP LIFE 公式Facebookページをご確認ください。

 

 

CONTENTS

【伝統と大麻】
天皇即位の秘儀「践祚大嘗祭」と麁服
結びの思想 調和のこころ、みなもとを探して 中谷比佐子がゆく
阿波忌部とは何者か
伝統をまもり続けること
変えてはならない最たる伝統 注連縄奉納にかける真の願い
この「農作物」を次代に継承するために。

【繊維と大麻】
自然布と大麻
麻福のものづくり
黄金の国ジパング―精麻ができるまで
満月の布―ものづくりの先に見えてきたこと
中谷比左子の蚊帳の小話
蚊帳と大麻と戦争と平和
月麻
麻の子日記

【食と大麻】
スーパーフード・ヘンプの魅力
麻炭の話
健康な暮らしの中にヘンプ料理を
ヘンプフードレシピ

【医療と大麻】
大麻はなぜ効くのか―大麻草成分に反応する体内システムとは
麻薬から薬草へ
CBDオイルはがんに効くのか?
メディカルハーブとしての大麻の有用性
CBDオイルを使ったあらたな試み

【嗜好と大麻】
世界最大規模ヘンプイベント SEATTLE HEMP FEST
大麻規制の見直しを掲げてMarihuana March
ひととの繋がりの中にある大麻

ぴーぽーくんの大麻入門
大麻の歴史
NIMBIN H.E.M.P. EMBASSY
信仰と大麻―北インド・マナリからのレポート
スピリチュアリティ と 大麻

武田邦彦教授と語る大麻リテラシー

大麻について、どう思いますか?
世界平和の中心にある大麻草
MOVIE 全ての命が繋がっていくということ
BOOK
Hemp Scrap
Shop List

【資料集】
アンドリュー・ワイル博士による「大麻とはなにか?」 証人尋問調書
大麻取締法
世界は大麻合法化に向けて、確実に動き続けている。

 

 

 

 

二つの文化の狭間にいる私たち

ーーーーー

この雑誌は、見てのとおりの大麻の雑誌です。
大麻というと、恐い違法な薬物と多くのひとが感じていると思います。
あなたはいかがですか?
大麻はさまざまな用途があり、人類にとって、とても有用な植物です。
特に日本人には縁が深く、その付き合いは縄文時代にまで遡ります。
そして戦前までは、日本中に多くの大麻畑があったのです。

「麻の中の蓬」ということわざがあります。
曲がりやすい蓬も、真っ直ぐに成長する大麻の中に植えれば、
その影響を受けて真っ直ぐに伸びることから、
善人に交われば、自ずと善人になってゆくという意味です。

日本では、大麻は清々しい神の依り代であり、生活になくてはならないものでした。
神道では注連縄などに使い、日本人の衣食住を支えてきました。
そのため、この日本の麻文化の伝統をまもろうとしている人たちがたくさんいます。

その一方で、戦後アメリカ経由で入ってきた
嗜好・医療のための大麻に魅力を感じている人たちもいます。
いわゆるマリファナ文化です。
この文化は、ロックカルチャーなどとともに戦後70年の日本において、
アンダーグラウンドの中に今やしっかりと根付いています。

ちなみに、伝統や衣食で使用する大麻の種や茎は合法な部位のため、
まったく問題ありませんが、マリファナ部分である花や葉は所持していているだけで逮捕されます。

伝統や衣食文化と嗜好や医療としての大麻。
この二つは、まったく異なる文化といっていいでしょう。
そのために、大麻だからと一括りにすると、しばしば論争が起きます。

合法的な部位を使用した神具や伝統工芸などの日本文化を伝えようとしている人たち。
大麻繊維を使った衣服を作り、普及させていこうとしている人たち。

その一方で、精神変容作用によるあらたな表現や生き方を見つけようとする人たち。
そして、命の問題として患者さんの目線に立ち、真剣に大麻の合法化を目指している人たち。
それぞれの活動は千差万別ですが、これらすべての前に立ちはだかる問題は、大麻取締法です。

この雑誌は、大麻とは何かということを、全方向から見つめていきます。
それによって、大麻をまったく知らない人でも、大麻の魅力がわかってもらえるように作ってみました。
戦後70年が経過し、まだまだ消化できていない問題が数多くあります。
大麻の問題もそのひとつです。そのことを少しでも考えるきっかけになるとありがたいです。
多少マニアックな部分もありますが、そこは飛ばし読みしてでも、後でゆっくり読んでみてください。
それでは、大麻を巡る冒険をスタートさせましょう。

 

編集長・長吉秀夫

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