種は誰のものか?

種は誰のものか?

 ——私たちは、生き残るために種のことを知る。

 農作物の種を巡る世界情勢が目まぐるしく変わってきている現在。
我が国でも、主要農作物種子法の廃止や種苗法の改正などの、種に関する状況に変化が起きています。
この状況は、単に法律や物流の変化の問題ではなく、
私たちの暮らしと密接に関係する重大な問題であるのです。
なぜならば、主食である米や麦などのすべての食物を作り出す「種」を
巡る変化は、私たちの暮らしやいのちに直接関係するからです。
本書では、種がなぜ大事なのかを改めて考えると同時に、
種がどのようにつくられ、私たちのいのちとどう関わっているのか、
さらには世界と食卓を結ぶ一粒の種に
どんな問題が起きているのかを、分かりやすく解説。
その上で私たちが今すべきことをライフスタイルから見つめ直していきます。

***

[著者プロフィール] 

岡本 よりたか(おかもと よりたか)

無肥料栽培家・環境活動家
空水ビオファーム 代表。一般社団法人 自然栽培ネットワークTokyo 代表。
農業スクール及びシードバンクネットワーク「種の学校」代表。
CMクリエイター、TVディレクター時代に取材を通して、
農薬、除草剤、肥料が環境にもたらす影響を知り、
40歳半ばで山梨県北杜市の八ヶ岳南麓にて、
無農薬、無肥料、無除草剤、自家採種の小麦や野菜の栽培を始める。
無肥料栽培の普及や遺伝子組み換え種の危険性などを中心に、
全国各地にて講演活動及び無肥料栽培セミナーやワークショップ、
上映会等を定期的に開催。
また、シティファーマー構想を立ち上げ、
家庭菜園ワークショップも積極的に展開している。
著書に「野菜は小さい方を選びなさい」、「無肥料栽培を実現する本」、
「不自然な食べものはいらない」がある。

■■■■■■■■■■■■■

【書籍概要】

『種は誰のものか?』

著者/岡本よりたか

ISBN 978-4-906913-81-7

128ページ/四六判/1,500円+税

全国の書店、Amazonほかネットストアで絶賛発売中。

[Amazonから購入]

■■■■■■■■■■■■■

関連商品

  1. 武甲山 ―未来の子供たちへ―

    産業的理由によって日々ダイナマイトで爆破され変貌している埼玉県・秩父にある武甲山(ぶこうざん)。地元の気鋭アーティスト・笹久保伸氏による一冊の写真集がここに誕生。

  2. 三河みりんで味わうプチマクロ料理

    マドンナのプライベートシェフとして知られる西邨マユミさんは、「日本が歴史の中で培ってきた伝統にこそ日本美人を作る秘訣がある」と考えていました。東日本大震災で日本食にスポットが当てられた今、そんな西邨さんが選んだのが江戸時代から造られてきた「三河みりん」。古き良きものを現代に取り入れる、「温故知新」のスピリットが西邨さんの手によって、プチマクロ料理に注がれたのです。本書は西邨さんの人生が集約された一冊です。

  3. 自然布 日本の美しい布

    自然布コレクター・安間信裕氏による江戸時代から戦後までの自然布コレクションを、写真と解説で紹介します。そのどれもが、博物館収容レベルのものばかりです。また、自然布研究の第一人者である小野健太氏の協力を得て、素材や質感、製造方法などを体系立てて深く、そしてわかりやすく解説します。これ一冊で、日本の美しい布である自然布のすべてがわかります。自然布を通じて、日本人の忘れかけている大切な心を感じ取ってください。

  4. 神秘の古代食 AFAブルーグリーンアルジー

    35億年前から変わらぬ姿で生き続け、強い生命力をもつ藍藻類の一種「ブルーグリーンアルジー(AFA)」は、今大注目のスーパーフード!豊富な栄養素とともに、よりおいしく取り入れられる、目にも楽しい33のレシピをご紹介。

  5. Vege Cafe Guide in Japan

    人気フードブロガー・マクロビマウス監修 日本(47都道府県すべて!)のベジカフェを網羅した(日本初!)ベジカフェガイドブック

  6. LINA’S LIFESTYLE RECIPE BOOK+LOVE

    毎日の“小さな意識”から始められるHAPPYでサステナブルな生き方 インスタグラムといったSNSなどを中心に若い世代から絶大の人気を誇るLINA初のライススタイルレシピBOOK「+Love」がついに登場。

ページ上部へ戻る